ともたろうブログ

マンガを描いたり、ゲームをしたりしています。
  

ゲーム猫「ひとりぼっち惑星」

0627ゲームネコ ひとりぼっち惑星900

「ひとりぼっち惑星」

人工知能同士が戦争している世界で
たったひとりのいきものが
その残骸から部品を集めて
アンテナを作り、言葉を受信して…というシンプルなゲームです。

文字がすべてひらがなで表現されているのも
このゲームと世界観にとても合っていると思います。

ゲームを進めると、ストーリー上のメッセージを受信するのみならず、
こちらから文章を打って、誰かに送信することもできるようです。
そしてまた、誰かが送信したメッセージを受信することもできるようです。


やりとりはできないけれど、
自分の気持ちを文章にして送れるというのは
誰でもいいから自分の言葉を聞いてほしい、自分の存在を知ってほしい、
ということなのでしょうね。

皆、一方通行でもいいから
誰かとつながりたいのかもしれません。

『カイジ』の鉄骨渡りで
「天空を行く一人一人…」「57億の孤独……!!」というシーンを思い出します。

時々ツイッターとかで
ひとりぼっち惑星で発言された文章が
リツイートされてきたりするのを目にしますが、
特にこういうゲームは
誰にも言えない思いのたけを思わず吐き出せる場所なのかもしれません。




「ひらがなについて」

ひらがなはすごいなあ。
正方形で作られたドットで打っても、やわらかさが残っている。
子供でも読めちゃう。

それゆえに
文章がひらがなだけで書かれていると、
内容がものすごくシンプルに伝わってきて
同じ文章でも、受け取る側でニュアンスが変わるのだろうなと思います。

たとえば

「わたしは ひとを おもう」

とかだけ1文が書いてあったとしても
1人だけの世界で 他の人のことを思っているのかもしれないし、
普通の世界で自分が大事な人のことを想っているのかもしれないし、
読んだ人によって
受け取り方が違うと思うんですよね。

そういうのが
無意識下に組み込まれているのかもしれません。
自分が そう受け取りたいように、受け取れるような。
自然に想像してしまう方向に受け取るというか。

たしか
「マザー2」も、そういう理由でひらがなになってたんじゃなかったかな…。

検索したら
原作者の糸井重里さんの言葉が出てきました。

「プレイヤーがしらずしらずのうちに、
頭の中で“方言”などのイントネーションを想像しながら会話を読み取る」ことにある。
「そのプレイヤーひとりひとりが、ゲーム内のキャラクター想像し、その人なりの世界を作り、
冒険している。その感覚を大切にしていきたい。」


そう考えると
すごい文字だなあと思います。

漢字は意味を確立させるけれど、ひらがなは表現に幅がある。
だから和歌とか短歌で掛詞とか色々使われるんでしょうね。


CGでいうとドット絵なんでしょうかね。
グラフィックが単純だから
もう自分で想像するしかないというより、想像しちゃうんですよね。

前に言ったかもしれませんが
「聖剣伝説」というゲームで
チョコボが、ケガをして動けない主人公を
背負ってガラスの砂漠を歩いて町に運んでくれるシーンがあるのですが、

町の人たちが
「チョコボが みを ぎせいに してまでも はこんできた あなた‥」
「けがの ひどかった かはんしんを ……」
とか言うたびに
もう、チョコボがガラスの砂漠を下半身ズタズタに傷つきながら
主人公を運んできてくれたんだな…って
頭の中にブワーッと映像が広がってウルッとなったのを思い出します。

ドット絵は
すごいヘビーなシリアスストーリーでも、
どれだけ残酷なシーンでもかわいいドット絵で表現されていれば
まだ伝えられるというか、そういうシーンが苦手な人でも受け入れられるのがいいですね。

そう考えると ドット絵っていうのは、CGのひらがな的なものなのかもしれませんね。

想像力を刺激してくれるっていいねっていう お話でした。 

2016/06/27(月) 20 40:02 | ゲーム猫

プロフィール

ともたろう(下村トモヒロ)

Author:ともたろう(下村トモヒロ)
ともたろうブログへ
ようこそ!

漫画家の下村トモヒロです。
ここは僕が適当に日々あったことや、らくがきを描いたりしてるブログです。

ツイッター→https://twitter.com/tomo_shimomu

ピクシブ→http://www.pixiv.net/member.php?id=17791168

↓よかったら!   
コメントもここから送れます。

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク

このブログをリンクに追加する

Copyright ©ともたろうブログ All Rights Reserved
Powered By FC2ブログアフィリエイト.